李長官は「精鋭化された先進強軍を目指し」とのテーマで基調演説し、「先進軍隊に向けたわが軍のモットーを『戦闘服を着る者は戦闘位置に』と定める」と述べ、韓国軍が目指すべき未来ビジョンの核心は先進化にあると強調した。
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軍の現実について「存在目的を軽視し、楽な軍隊があたかも民主軍隊かのように錯覚している」と懸念を示したうえで、4つの条件を提示した。まず最初に、軍服を着た軍人はひたすら戦闘任務に専念する軍隊だとし、そのために支援や整備、輸送、施設、土地、環境などの非戦闘分野に対する管理業務は文民が担当すべきだとした。それにより節減された兵力を戦闘部隊に転換でき、国としては民間人員の雇用創出にも寄与できると説明した。次に、未来戦場にふさわしい精鋭化された軍隊の建設に言及した。兵力中心の量的な在来式軍隊ではなく、未来の戦場に適する完全性を備えた精鋭化した軍隊を指すと説明、数は少なくとも機能を100%発揮できる軍隊が必要だと述べた。また、国防計画を推進するためには、戦略と作戦、戦術的効率性を判断基準として軍構造と戦略の並行発展を追求しなければならないが、予算確保とも関連付けることだとした。南北対峙(たいじ)状況を超え統一後まで見通しながら軍の未来の姿を形作るべきと強調した。
3つ目には、慣行や適当な常識ではなく法と規制、手順にのっとり動く軍隊を建設することを挙げ、最後に、先進軍隊になるには行政的軍隊ではなく効率的で専門化された軍隊になるべきだと説いた。
李長官は「今晩にも戦闘が始まったとしても勝利できる部隊になり、軍人はそれに応じられる戦闘専門家にならなければならない。これがわたしのビジョンであり希望だ」と締めくくった。
会議は次いで、北朝鮮軍の動向・軍事態勢の報告、国防政策基調の説明、討議の順で進められた。会議には金泰栄(キム・テヨン)合同参謀本部議長、任忠彬(イム・チュンビン)陸軍参謀総長、丁玉根(チョン・オクグン)海軍参謀総長、金銀基(キム・ウンギ)空軍参謀総長をはじめとする軍団長級以上の指揮官と直轄部隊長、機関長ら140人余りが出席した。
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