25日、法曹界によると、最高裁1部は金夫人が‘ソウルの声’のペク・ウンジョン代表とイ・ミョンス記者を相手取って起こした損害賠償請求訴訟で、原審の原告一部勝訴判決をこの日、確定した。
イ記者は大統領選挙を控えた2022年1月、金夫人との7時間分の電話での通話内容を録音したとし、MBCと協業してこれを公開すると予告した。
金夫人は、放送前に録音ファイルの公開をやめてほしいとMBCとソウルの声を相手に仮処分を申請した。しかし、裁判所は一部の内容だけを除いて公開を許可した。
実際にMBCとソウルの声が通話内容を公開すると金夫人は「違法録音行為と裁判所の仮処分決定趣旨を無視した放送であり、人格権、名誉権、プライバシー権を侵害された」として1億ウォン(約1131万円)相当の損害賠償請求訴訟を起こした。
ソウルの声側は「メディアの正当な取材」と抗弁したが、1・2審の裁判所は記者たちが共同で金夫人に1000万ウォン(約113万円)を賠償するよう判決した。これに対し、ソウルの声側は不服を申し立てた。
しかし、最高裁は原審判決の結論に問題がないと見て、本案審理を行わずにただちに棄却する審理不続行棄却で判決を確定した。
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