林氏は「未来への希望と命を救うという誇りを失って医療現場を去った研修医、不義に対抗して学業の場を離れた医大生、これまで彼らを教え、患者の生命を救おうとまい進してきた教授」のほか、大勢の医師、国民、患者に言及し、事態解決に努めると表明した。
会長の任期は3年。林氏は以前から少子化を理由に医学部定員を減らすべきだと主張し、3月に次期会長に決まった直後には大統領の謝罪と保健福祉部長官の解任などを対話の条件に掲げるなど、強硬姿勢を打ち出していた。今後本格的に政府の医療政策に反対の声を上げていくとみられる。
メーデーの休み明けの2日、林氏は最初の常任委員会を開く。まずは医学部教授、研修医、医大生が参加する医療界全体の協議体を構成し、政府との対話に備える見通しだ。医師協会をはじめとする医師団体は、医学部増員を根本から検討し直すよう求めている。
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