さらに尹大統領は「親世代の犠牲は今も続いているが、私たちの社会が急速に発展し、その感謝の気持ちを忘れて生きているのではないかとたびたび考えている」と述べた。現職の大統領が父母の日の記念行事に出席したのは今回が初めてだ。
尹大統領は「大韓民国の両親たちの人生は献身の歴史そのものだった」と述べ、「貧しく厳しい時代に生まれて若い時に片時も休まず仕事をしながら家族の世話をするために毎日を忙しく過ごした」と述べた。
続けて「その高貴な献身は、家族に留まらず国を愛する心につながった」と述べて、映画「国際市場で逢いましょう」で主人公夫婦が夫婦げんかをしている途中でも国旗に向かって胸に手を置く場面に言及した。
尹大統領は「今は両親が幸せな老後を送れるように国家がきちんと仕えなければならない」と述べ、「そのためには結局経済が何よりも重要」と述べた。
また「国家運営がうまくいってこそ高齢者に奉仕することができ、高齢者も国の未来に対して安心できる」と述べて、「私の就任以降、民間生活と経済を立て直し、国家の負債を減らすために努力してきた」と付け加えた。
尹大統領はこの日、11ヵ月連続で黒字を記録した輸出と2年ぶりに最高値を記録した第1四半期の経済成長率、2026年の韓国の1人当たりGDPが4万ドルを超える見通しなどに言及し、韓国経済が引き続き成長していることを強調した。
合わせて老後所得を支援する基礎年金を任期内に40万ウォン(約4万5000円)まで増やすことを約束し、高齢者のためのオーダーメード型住宅と健康を守る施設・政策も着実に拡大していくと述べた。
また、介護費を支援することにより負担を減らし、医療・療養・介護サービスの統合支援システムを構築し、「高齢者がより健康で幸せな老後を過ごせるようすみずみまでチェックし、節約する」と約束した。
尹大統領はこの日の記念式典で、隣人愛を自ら実践した年配の方々にカーネーションをプレゼントした。
一方、この日の記念式典には大統領室からチャン・サンユン社会首席、政府からチョ・ギュホン保健福祉部長官、パン・ギソン国務調整室長などが参加し、孝行実践有功者とその家族、独居高齢者センター、高齢者団体に所属する高齢者など約1300人が参加した。
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