韓国航空宇宙研究院は、イさんとペギー・ウィットソンさん(米国)、ユーリ・マレンチェンコさん(ロシア)を乗せたロシアの宇宙船「ソユーズTMA-11号」の帰還モジュールが現地時間の午後5時半ごろ、カザフスタン北部の草原地帯に着陸したと明らかにした。帰還モジュールが予想着陸地点から西側に約420キロメートル外れた地点に降り立ったため、モスクワのソユーズ宇宙船任務統制センター(MCC)は着陸予定時刻より20分遅く着陸を発表した。
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イさんの健康状態は良好、宇宙滞在時間は10日と1時間4分と確認された。イさんは捜索救助チームに救助された後、体の調子と所感を尋ねられ「腰がちょっと痛くて起きるのが辛い」とロシア語で答えた。続けて韓国語で「素敵な経験をしたと思う。見守ってくれた国民に感謝する」と述べた。
MCC側は着陸地点が予想から大きく外れたことに対し、大気圏突入後、地上との角度を30度に保つべきところを約40度に傾いたまま降下したためとの見方を示し、帰還モジュールを分析すれば正確な原因が把握できるだろうとしている。
宇宙飛行士3人は現場に設置された医療テントで検診と治療を受けた後、ヘリコプターでカザフスタンのコスタナイ空港に移動し、記念式と記者会見に参加した。イさんは今月末に帰国する予定だ。
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