海底探査船「探海3号」が完成、海底資源の調査を遂行する先端設備を搭載=韓国
海底探査船「探海3号」が完成、海底資源の調査を遂行する先端設備を搭載=韓国
韓国地質資源研究院は5月31日、ポハン(浦項)のヨンイル(迎日)湾で「先端3D・4D物理探査研究船『タンヘ(探海)3号』就航式」を開催した。

「探海3号」は大陸棚や大洋、極地など世界のあらゆる海域で海底資源探査ができる6862トン規模の物理探査船だ。研究開発(R&D)費1678億ウォン(約191億円)をかけた事業として2016年、事前調査を通過。2021年1月、造船大手のHJ重工業(旧、韓進寿行行)と設計・建造に向けた契約を締結して船舶を建造した。2023年7月に進水、命名式、試運転を行っている。

「探海3号」は既存の2号に比べ、弾性波を受波するストリーマーの規模が8倍、圧力波を発生させるエアガンシステムが1.5倍、それぞれ拡大した。

特に、海底の波動を記録する海底地震計(OBN)は400台を搭載。弾性波による探査範囲を拡大している。耐水性と動的位置制御機能も備え、大洋や極地などの厳しい環境下でも探査が可能だ。

「探海3号」は今後、韓国の大陸棚における石油・ガス資源の探査、二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)探査、海底にある災害の要因把握などを遂行する。

初探査は6月、西海のクンサン(群山)盆地で開始する。海底における有望なCO2の貯蔵場所を探索する予定だ。


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