韓国軍合同参謀本部によると、18日午前8時半ごろ、朝鮮半島の中部戦線の非武装地帯(DMZ)内で作業中だった北朝鮮兵20~30人が軍事境界線を一時侵犯した。韓国軍の警告放送・警告射撃を受け、北側に引き返したという。前回同様、道に迷ったものとみられる。北朝鮮兵は9日にも数十人が道に迷い軍事境界線を一時侵犯した。
◇医師の一斉休診 大きな混乱なし
大学医学部の定員を大幅に増やすとした政府の方針に反発し、開業医を中心とする大韓医師協会が一斉休診を強行したが、医療現場では大きな混乱は発生しなかった。大学病院の教授らも参加の意思を示していたが、大規模な休診は行われていないという。政府は強硬な対応を取る方針を示しており、医学部がある大学に対して休診を禁じる内容の文書を送った。ソウル大医学部とソウル大病院の教授らが17日から無期限の休診に入ったのに続き、「ビッグ5」と呼ばれるソウルの大型病院にも無期限休診の動きが広がっており、政府との対立が続いている。
◇韓国の衣食住物価 OECD平均の1.6倍
韓国銀行(中央銀行)が公表した報告書によると、韓国国民の衣食住に関する必須生活物価は経済協力開発機構(OECD)平均に比べ約60%高かった。なかでもリンゴ、豚肉、牛肉、ゴルフ場利用料、Tシャツ、男性用スーツなどの価格はOECD加盟国の中でも最上位圏で、住居費もOECD平均より20%以上高かった。一方、電気・水道料金をはじめとする公共料金はOECD平均を下回った。韓国銀行は、このような物価の二極化は通貨政策や財政政策だけでは対応できないため、流通構造の改善や輸入などの構造的解決方法を探さなければならないと提言した。
◇済州島が梅雨入りへ 中部地方は猛暑続く予想
気象庁は、19日夜遅くか20日未明に南部・済州島で雨が降り始め、梅雨入りする見通しだと発表した。済州の梅雨入りの平年日(1990~2020年の平均)は6月19日で、今年は平年並みとなりそうだ。梅雨入りの平年日は朝鮮半島南部地方で6月23日、中部地方で6月25日。中部地方では当分の間暑い日が続く見通しで、現在内陸を中心に発令されている猛暑注意報の範囲が拡大し、ソウルでもこの夏初めての猛暑注意報が発令される可能性がある。
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