京畿道の電池工場火災、捜査機関が家宅捜索を実施=韓国
京畿道の電池工場火災、捜査機関が家宅捜索を実施=韓国
京畿道華城市にある一次電池メーカー、アリセルの工場で発生した火災により、31人の死傷者が出たことを受け、韓国警察と雇用労働省は26日、同社に対する家宅捜索を行った。午後4時から約6時間半にわたり、アリセル工場を含む関連施設に対して徹底的な調査が行われた。捜索は、華城市西新面前谷里に位置するアリセルの施設および、人材供給業会社メイセル、ハンシンダイアなど3社に及んだ。

 捜索の範囲には、アリセル代表朴スングァン氏の自宅を含む関係者の住居も含まれていた。警察と労働省は、捜査官と勤労監督官を含む約50人のチームを組み、被疑者の携帯電話や工程に関連する書類、電子情報の押収にあたった。今後、押収した資料の分析に注力する方針だ。

 両機関はすでに、アリセル関係者3人と人材供給業会社関係者2人を業務上過失致死傷、重大災害処罰法違反、産業安全保健法違反の疑いで立件し、出国禁止措置を取っている。火災は24日午前10時30分ごろにアリセル工場の2階で発生し、韓国人5人、中国人17人、ラオス人1人の計23人が死亡し、8人が負傷した。死亡者のうち14人の身元は確認済みで、残り9人についてはDNA鑑定が進められている。
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