朝鮮中央通信は30日、総会の2日目の会議が前日開かれ、金正恩氏が「2024年上半期の党および国家の政策執行において成し遂げた成果とその要因、経済全般を安定的かつ持続的な発展の軌道に乗せるための障害となっている一部の偏向的問題を指摘する重要な演説を行った」と報じた。
金氏は演説で下半期の事業の方向性と政策問題解決に向けた強力な課業を提示したが、同通信は具体的な内容は報じなかった。
今回の総会は上半期の活動を総括し、下半期の政策推進の方向性を点検する性格が強い。金氏が演説で経済発展の問題点を指摘したことから、10年以内に住民の生活水準を高める政策「地方発展20×10」など今年の重点事業の進展が思わしくないとみられる。
党中央委員会総会は28日に始まった。五つの議題が上程されたが内容は明らかになっていない。
総会は党大会が開かれない期間に開催して主要政策などを決める。北朝鮮はロシアと事実上の軍事同盟といえる「包括的戦略パートナーシップ条約」を結んだばかりで、今回の総会で同条約の履行に向けた後続措置が発表される可能性もある。
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