今年国内で500万人を超える観客を動員した映画『追撃者』が<第61回カンヌ国際映画祭>で上映され、現地のメディアから好評を得ている。映画の出来栄えや主演俳優らの演技に対する称賛がほとんどだ。現地時間の19日、ナ・ホンジン監督と主演のキム・ユンソク、ハ・ジョンウが興奮の面持ちで心境を語った。
 
ハ・ジョンウは、前日ビム・ベンダース監督と会ったのに続き、20日には映画『ロード・オブ・ザ・リング』のプロデューサーを務めたハーヴェイ・ワインスタイン氏に会うほか、ジョン・ウー(呉宇森)監督からも会いたいとの連絡を受けたと、カンヌでの人気ぶりを報告した。年齢や経験の割にあまりにも高い関心を集めているのではとの質問に、「(今の人気が)自分のものではないと疑っている。海外の映画祭ではほかの俳優らを多く見かけ、また、映画とは終わりのない作業なのでどのように克服するか悩んでしまう」と答えた。

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キム・ユンシクは、「<カンヌ映画祭>も大したものではない」と述べ周囲の笑いを誘った後、「海外のメディアから、韓国社会は本当に映画と似ているのかとの質問をたくさん受けたが、あなたの国ではそういうことが全くないのかと問い返した」とのエピソードを披露した。またナ・ホンジン監督は、「韓国で多くの映画を見たが、カンヌで見るとまた違った感じがした。海外のマスコミからポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督と比較され恐れ多い思いだ」と感想を述べた。

一方、20日付の米映画専門誌<バラエティー>は、映画『追撃者』がカンヌマーケットで米国の配給会社IFCに北米配給版権を販売し、米国で下半期または来年初めに公開される予定だと報じるとともに、これまで日本、英国、フランス、ギリシャ、ベネルクス三国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)、香港などにも版権が販売されたと紹介した。
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