10日未明にかけて忠清道と全羅道を中心に大雨が降り、午前11時までに4人の死亡が確認されたほか、道路や堤防など公共施設の破損などの被害が相次いだ。中央災難(災害)安全対策本部によると、今回の集中豪雨で忠清北道沃川郡、忠清南道の論山市と舒川郡、大邱市で計4人が死亡した。忠清北道永同郡では1人が行方不明になり、捜索が続けられている。道路、堤防の破損、土砂崩れによる土砂の流出、橋の沈下など公共施設の被害は391件、住宅や車両の浸水、擁壁の破損など私有施設の被害は146件で、2585世帯の3568人が一時避難した。
◇尹大統領 ハワイ訪問終えワシントンに出発=NATO首脳会議出席へ
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は2日間の米ハワイ訪問を終え、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するため米ワシントンに出発した。尹大統領は10~11日(現地時間)、ワシントンで日本など10カ国の首脳との2国間会談やNATOのストルテンベルグ事務総長との面会、インド太平洋地域のパートナー国(IP4)と位置付ける韓国、日本、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国会談、NATO首脳会議の本会議などの日程をこなす。
◇最大野党代表選 李在明氏が出馬表明
革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)前代表がソウルの党本部で記者会見を開き、党代表選への出馬を表明した。党代表を選ぶ党大会は8月18日に行われる。李氏は先月、代表を辞任した。党の規定上、代表選に出馬するためには党の役職を辞任する必要があり、再選に向けた事実上の出馬表明とみられていた。李氏は会見で「断言するが、食べていく問題より重要なものはない」と述べ、国民生活の向上を重要課題として挙げた。
◇ハンファ ルーマニアに自走砲54両など供給へ=1500億円規模
防衛産業大手ハンファエアロスペースがルーマニア国防省と自走砲「K9」54両、弾薬運搬装甲車「K10」36両などを供給する計1兆3000億ウォン(約1500億円)規模の契約を結んだ。K9の導入はオーストラリア、エジプト、インド、ノルウェー、エストニア、トルコ、ポーランド、フィンランドに続き9カ国目となる。
◇ソウルの児童・生徒83.8万人 前年比1.7万人減
少子化が進む中、ソウル市の今年の児童・生徒数が前年比約1万7000人減ったことが10日、分かった。また4年前と比べると約8万5000人減った。ソウル市教育庁の資料によると、今年のソウルの児童・生徒数は前年比2.0%減の83万7834人だった。
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