俳優コ・アソンが8月公開を控えた映画「韓国が嫌いだから」(監督:チャン・ゴンジェ)で、同世代の俳優たちの中でも際立つキャリアとフィルモグラフィーを再び輝かせる予定だ。

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コ・アソンは2004年に子役としてデビュー。ポン・ジュノ監督の「グエムル—漢江の怪物—」「スノーピアサー」に相次いで出演して千万俳優というタイトルを得ると共に、強烈なエネルギーと存在感でマスコミや評壇、観客の賛辞を受けた。その後、「優しい嘘」「正しい日 間違えた日」「抗拒:柳寛順物語」などジャンルを越えた幅広いスペクトルを構築した。特に「グエムル—漢江の怪物—」「冬の小鳥」「オフィス 檻の中の群狼」で3回もカンヌ国際映画祭に呼ばれ、興行性と作品性を手にした演技派俳優として位置づけられた。

ここにドラマ「ライフ・オン・マーズ」「自己発光オフィス」で韓国の若者を代弁するキャラクターを繊細に描いて好評を得て、映画「サムジンカンパニー1995」では個性あふれるキャラクターであらゆる世代から愛された。

そんなコ・アソンが新たに選んだ映画「韓国が嫌いだから」は、20代後半のゲナ(コ・アソン扮)がある日突然、自身の幸せを求めて、仕事・家族・恋人も後にして1人でニュージーランドに旅立つ話を描く。現在の韓国社会を冷徹に描くチャン・ガンミョン作家の同名ベストセラー小説を原作にしたこの作品で、コ・アソンは挑戦と成長を繰り返す20代の若者の姿を描き出し、特に若い世代の共感を引き出して彼らの熾烈(しれつ)な人生に深みを伝える予定だ。

昨年のプサン(釜山)国際映画祭と、ことしのMUJU映画祭の開幕作品に相次いで選ばれるほど多くの期待を集めた「韓国が嫌いだから」で、コ・アソンをはじめ、チュ・ジョンヒョク、キム・ウギョムなど若い俳優らが描く現実感のある話が、じっくり考えさせられるメッセージを投げかける。「ひと夏のファンタジア」「5時から7時までのジュヒ」など、世の中を癒す作品を見せてきたチャン・ゴンジェ監督が演出を引き受けた。

コ・アソンの代表作となる映画「韓国が嫌いだから」は韓国で8月に公開される。

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