手始めに社内の業務マニュアルについて、ロッテグループのAIプラットフォーム「アイメンバー(Aimember)」でチャットボットの運用を開始した。利用者が質問すれば、AIが経理から商品陳列まで答えを提供する。6月28日の実績では、求める情報を探す時間が1件あたり数秒に短縮された。
7月からは、社内業務用協業ツール「チャンディ」に生成AI「チャットGPT」を搭載。広告に載せる文言の生成から協力会社へのメール生成、文書の要約・翻訳などが可能となった。
6月末には、ウェディング特化サービス「ロッテ・ウェディングメンバーズ」でビジュアルコンテンツを制作するのに生成AI「ミッドジャーニー(Midjourney)を活用した。設備やモデル、場所を手配する必要がなくなり、制作時間を縮小する一方でコンテンツ制作数は60%増えた。
今後は7月中にデパートやショッピングモールなど18店舗にAIの掃除ロボット、またAI監視カメラ(CCTV)を導入する予定だ。自動走行機能を持つ4つ足のAI歩行巡回ロボットは、年内の試験運用を検討している。
同社は「生成AIを十分に活用すれば、初期段階だけでも業務効率を最低10%引き上げられる」と話している。
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