昨年、5月としては過去最低を記録したことによる反動増とみられる。
5月の出生数は2004年に3万人を突破したが2018年に2万人台に低下し、昨年5月には初めて2万人を割り込み1万9033人となった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で減っていた婚姻件数が2022年8月から昨年上半期にかけて増えたことも、出生数の増加に一部影響したとみられる。
ただ今年5月の出生数も依然として2万人を割り込んでいる。
今年1~5月の出生数は9万9070人で、過去最低を記録した。4月と5月は増加したものの、1~3月に減少したことが影響した。
統計庁の担当者は「底を打ったのかは今後見極めていく必要があるが、2022年8月以後に増えた婚姻件数が今年下半期にも影響を与えるとみている」と話した。
5月の広域自治体(17市・道)別の出生数は、前年同月比でソウル市や釜山市など11自治体で増加し、光州市、大田市など6自治体では減少した。
5月の死亡数は2万8546人で、前年同月比1.2%減少した。減少は4カ月ぶりで、新型コロナによる死者が減ったことが影響した。
死亡数が出生数を上回り、5月の人口は8999人の自然減となった。人口の自然減は19年11月から55カ月連続。
婚姻件数は2カ月連続で2桁台の増加率を示した。5月の婚姻件数は前年同月比21.6%増えた2万923件だった。4月(24.6%増)に続き、20%台の伸び率を記録した。
婚姻件数は世宗市を除くすべての市・道で昨年より増え、今年1月(2万8件)以来の2万件台を記録した。
統計庁の関係者は「30代前半の婚姻が増えている」とし、「結婚による各種の不利益を解消する政策や自治体ごとの支援が影響を与えたものとみられる」と話した。
今年5月の離婚件数は7923件で、前年同月比5.6%減少した。
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