韓国検察、違法薬物を常習的使用の俳優ユ・アインに懲役4年を求刑
韓国検察、違法薬物を常習的使用の俳優ユ・アインに懲役4年を求刑
プロポフォールや大麻などの違法薬物を常習的に使用したとする俳優のユ・アイン被告に対して、検察が懲役4年を求刑した。

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24日、ソウル中央地裁(チ・グィヨン部長判事)は、麻薬類管理に関する法律違反などの容疑で起訴されたユ・アイン被告などに対する論告求刑公判を行なった。

ユ・アイン被告は2020年9月から2022年3月まで医療用プロポフォールなどを181回の常習的使用をした疑いが持たれている。この他にも大麻、ミダゾラム、ケタミン、レミマゾラムなど多数の違法薬物を使用した疑いが持たれており、他人名義で睡眠薬1100錠余りを不法に代理処方してもらった疑惑とアメリカで大麻を吸引し、他人に吸引を勧めた疑惑まで加わった。

先立ってユ・アイン被告は大麻吸引とプロポフォール使用などの一部だけを認め、大麻吸引教唆、証拠隠滅教唆、麻薬類管理法違反ほう助、海外逃亡などの疑惑については否認してきた。

これに対して検察は6月、ユ・アイン被告が知人に証拠隠滅を指示したり米国現地で同行者に大麻吸引を強要した情況を追加で確認。共に裁判にかけられたユ・アイン被告の知人のチェ被告は、大麻を吸引し、犯行を隠蔽するために共犯を海外に逃亡させたり、供述を覆すよう脅迫した容疑が持たれている。

同日の公判で、検察はユ・アイン被告に懲役4年と罰金200万ウォン(約22万円)を、チェ被告には懲役4年を求刑した。検察側は2人の罪質が不良だとし「自分たちの財力を利用して捜査機関が届かない海外で違法薬物を使用し、社会的影響力を利用して目撃者の口止めを試みた。また、海外に逃亡させるなど韓国の司法システムを軽視し、妨害した疑いもある」と述べた。

一方、検察は昨年5月と9月の2度にわたって裁判所にユ・アイン被告とチェ被告に対する拘束令状を請求したが、全て棄却され、2人を在宅起訴した。
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