ペ・ヨンジュン=1日、大阪(聯合)
ペ・ヨンジュン=1日、大阪(聯合)
韓国俳優のペ・ヨンジュンが1日午後、大阪・京セラドームで<2008太王四神記プレミアムイベント>に出演した。3万5000人の観客との出会いに興奮した表情のまま、イベント後に記者会見を行った。ペ・ヨンジュンが韓国取材陣との公式会見を行うのは、2005年以来のこと。以下は一問一答。

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―イベントに出演した感想は。
(ドラマの)監督がクランクアップの後「まだ終わっていないよ」とおっしゃったが、その言葉が耳に残っていた。今もそうした気持ちが残っているが、ある程度は(ドラマが)終わったのではないかという気がしている。今日のイベントもとてもいいものだった。たくさんのアジアの家族(ファン)が来て、視線を交わす機会もあった。何よりいつも(日本には)1人で来ていたが、今回は監督や仲間と来ることができてうれしい。

―以前の日本でのイベントとの違いは。
『四月の雪』のときにもイベントをしたが、その映画は4か月間の撮影、今回は2年近くの撮影だった。撮影中、この前誕生日だったのにまた誕生日が来たなと思うほど、長い時間の経過を経験した。イベントの最後、車に乗って移動するところがとても良かった。なぜもっと早くこうしたものをやらなかったのだろうと思った。

―きょうのイベントで最も感動したシーンは。
車に乗り、家族と目を合わせたとき。皆さんは目で語り、私は心で感じた。心で(そうした感情を)受け取ったとき、引き込まれていく感じがした。

―撮影中に負傷したが、コンディションは回復したか。
まだ歩きづらく、ひざに注射をしなければならない。肩の方もあと1~2か月経過を見た後、手術を受ける可能性もある。クランクアップまであと10日ほどというときにひどいけがをしたが、病院にも行けなかった。ギプスをされたら撮影が難しくなるのではと思い、10日だけ耐えようと心に決めた。あまりの痛みに鎮痛剤を飲み、夜もまともに練られなかった。当時のマネージャーたちがソウルから地方のロケ地まで持って来た点滴を自分で打ったりもした。今思えば、そのようなことがよくできたものだ。不眠症で、どの薬がいいかと監督と情報交換をしていた。わたしが演じていたのはつらい苦悩を抱えたキャラクターで、不眠症にならざるを得ない役だった。

―キム・ジョンハク監督が「正直な俳優」だと評価していたが。
そのような評価に感謝したい。正直に演技することは良いこと、人生においても正直は良いことだ。しかし演技の場合は、自分がうまく演じられないから正直になるしかないということだ。テクニックが優れていれば、違う表現もできるだろう。わたしが感じた部分をそのまま表現できないということに対し、監督がそう語ったのでは。

―入国の際とイベントでも、ファンたちの姿をカメラに収めていたが。
写真を撮るのが好きなので。頭でファンの姿を記憶しているが、写真でもその瞬間を残しておきたかった。個人的に撮った写真は後で公開するかもしれない。また、アジアにわたしの祖国、大韓民国を知ってらもう本を作ろうと考えている。海外の観光客に、韓国にはこんなものがあるのだと知らせるものだ。わたしが観光地を直接撮影する計画だが、具体的なことはまだ決まっていない。

―今の髪型はいつまで維持する計画か。
新しい作品が決まれば、その作品に合わせて変えるつもりだ。髪が長いと洗うのも乾かすのも不便で、シャンプーも水もたくさん必要だ(笑)。

―結婚の計画は。
周りの人たちも皆結婚したので、そろそろしたいという気もしている。両親もわたしの結婚についてよく話をしている。ただ、思うようにできるものではないので、3年以内にしたいと考えている。

―次のドラマ出演計画は。
まだ契約書にサインもしていない。年内に出演するかどうかもまだ分からない。

―当面の活動計画は。
韓国とアジアのファンの皆さんからの愛情は、私には過ぎた大きなものだ。ドラマと映画を通じてではなく、その愛情に応えることできる方法を作りたい。具体化できたら公式にお話しする。

―『冬のソナタ』のアニメーションでは韓国語でアフレコするのか。
ひとまず韓国語でするつもりだが、日本語も考えている。放送は来年ごろになりそうだ。

―メディアとの接触を避けている方だが。
そういう面があるということを否定したくはない。わたしの言葉の意図を心で受け取ってもらえればいいのだが、歪曲(わいきょく)されて失望することもある。韓流の話ではなくアジア流の話をしてはどうかとメディアにお願いしたことがある。わたしたちが一方的な方向で(韓流)記事を書けば、相手の国にも拒否感が生じ、良くない記事が出てくる。日本でそのような記事が出ればすぐに韓国でも書き返す、とやっているうちに、わたしにはできないと思うようになった。韓流危機論に関する話ではなく、これからは韓流がアジア流に拡大する過程を扱うべきだと思う。良質のコンテンツを作っていかなければならない。
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