握手を交わす韓日外相=26日、ビエンチャン(聯合ニュース)
握手を交わす韓日外相=26日、ビエンチャン(聯合ニュース)
【ビエンチャン、東京聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は26日、ラオスの首都ビエンチャンで日本の上川陽子外相と会談し、「相互信頼を土台に各種の外交懸案について頻繁に気楽に会って深く話すことが重要だ」とし、「急変する国際情勢の中で、韓日両国の外相が持続的な意思疎通をすることがいつになく重要だ」と述べた。

 両氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の外相会議に出席するためラオスを訪問している。

 趙氏は「世界平和と安保が深刻な脅威を受ける今、価値と利益を共有する韓日両国が共に協力し連帯しなければならないのは当然のこと」とし、「われわれはその時点で非常に大切なパートナー」と強調した。

 上川氏は両国国民に利益をもたらすことができるよう、両国の協力をより堅固で幅広いものにしていきたいとし、そのために外交当局間でも緊密に協力しながら努力することを希望すると述べた。

 また国際社会が歴史の転換期に置かれた中で自由で開かれたインド太平洋を維持し強化することは非常に重要な課題だとし、山積した課題に効果的に対処するために両国の協力がこれまで以上に重要だと考えるとも述べた。

 日本外務省は会談後に配布した報道資料で、両外相は国交正常化60周年を迎える来年に向け、両国の協力がより堅固で幅広くなされるよう外交当局間でも緊密に協力していくことで一致したと発表した。

 また、両国の関心事項について議論し、さまざまな機会を通じて意思疎通をしていくことにしたとし、国際社会が歴史の転換点にある中で、諸課題に効果的に対処するためには両国の連携が一層重要であることを確認したと伝えた。

 さらに、両外相が現在の北朝鮮情勢についても意見交換を行い、今後も緊密に連携し対応していくことで一致したと伝えた。

 両氏は今年2月にブラジルで開かれた20カ国・地域(G20)外相会合に合わせて会談しており、今回は約5カ月ぶりの会談となった。


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