韓国外務省によると、渡航禁止が発令された地域は、イスラエル北部境界地域(ブルーラインから4キロメートル)、レバノン南部境界地域(ブルーラインから5キロメートル)だ。ブルーラインとは、国連が2000年にイスラエルのレバノン撤退を確認するために設定した一時的な境界線だ。
これまでイスラエルとレバノンは、ガザ地区、およびイスラエルとレバノンの境界地域を除く全地域に渡航警戒レベル3(出国勧告)が発令されていた。しかし、この措置により、渡航警戒がレベル4に引き上げられた。
イランの場合、韓国政府はトルコ・イラク国境地域およびシスタン・バルチスタン州、ペルシャ湾沿岸の3州(フーゼスターン、ブーシェール、ホルモズガーン)に対して、すでに発令されていた渡航警戒レベル3の効力をそのまま維持した。レベル2の渡航自粛だったその他の地域は、特別渡航注意報(レベル2.5)に一時的に引き上げた。
韓国外務省は、「渡航禁止地域に指定されたイスラエルとレバノンの境界地域に渡航を計画していた国民は、計画を取り消し、該当地域に滞在中の人は、直ちに撤退してほしい」と呼びかけた。
渡航警戒レベル4(渡航禁止)が発令されたのにもかかわらず、該当地域を訪問・滞在する場合、パスポート法など関連規定により処罰を受ける可能性がある。
韓国外務省は、「レバノンおよびイスラエルに滞在する国民は、現在利用可能な航空便で速やかに出国することを再度強く勧告する」と明らかにした。
また、「特別渡航注意報が発令されたイランを訪問する予定の国民は、訪問をキャンセル・延期してほしい」とし、「該当地域に滞在中の国民は、緊急の用務でない限り、安全地域への出国をお願いする」と求めた。
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