「光復節特赦」で金慶洙氏と趙允旋氏が政治的復権の対象に=韓国
「光復節特赦」で金慶洙氏と趙允旋氏が政治的復権の対象に=韓国
韓国法務省は、今年の光復節を迎えるにあたり、特別赦免および政治的復権の対象者として、キム・ギョンス(金慶洙)前慶尚南道知事とチョ・ユンソン(趙允旋)元青瓦台政務首席の名を挙げた。これは、日本の植民地支配からの解放を記念する日に行われる恒例の措置だ。法務省の赦免審査委員会は、8月8日午後2時から果川庁舎で会議を開催し、対象者の選定を行った。

 金氏は、以前「ドゥルキング事件」として知られるインターネット世論操作事件で有罪判決を受け、服役していたが、2022年12月の新年特赦で刑の執行が免除された。しかし、その時点での復権は認められなかったため、2027年12月まで被選挙権の制限が続いている。今回の復権が確定すれば、金氏は再び政治活動を行う資格を得ることになる。

 一方、趙氏は、パク・クネ(朴槿恵)政権下で、政府に批判的な団体や芸術家などを排除したとされる「文化界ブラックリスト事件」に関与したとして有罪となり、刑に服していたが、今年の旧正月特赦では赦免リストから外されていた。

 赦免審査委員会の決定は、パク・ソンジェ(朴性載)法相が赦免権者であるユン・ソギョル(尹錫悦)大統領に報告し、最終的な赦免・復権リストは、13日に予定されている国務会議での決議を経て正式に確定される。これは尹政権下で5回目の特別赦免であり、大統領室は手続きが進行中であるが、まだ最終決定には至っていないと述べている。
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