乙支演習は年1回実施され、今年は全国の行政機関や公共機関など計約4000の機関から約58万人が参加する。
ソウル市からは市のほかソウル警察庁やソウル交通公社など約170機関から計約14万人が参加し、北朝鮮無人機の韓国への侵入や、北朝鮮が飛ばしたごみをぶら下げた風船の飛来などを想定して進められる。
19日に合同戦時総合状況室が開設され、20日には、ソウル・オリンピック公園で多目的施設におけるテロ対応訓練を行う。
22日午後2時には、北朝鮮による空襲を想定した避難訓練「民防衛訓練」が開かれる。訓練用の空襲警報が発令されれば、市民らは近くの待避所に速やかに移動しなければならない。空襲警報発令と同時に5分間、全国の主要道路の一部区間の車両移動が規制される。該当する区間を走行中の車両は道路の右側に停車し、車内のラジオで訓練状況を確認する。
ソウル市の担当者は「今年のソウル市の乙支演習は非常事態時の対応能力を高め、変化する安保状況を反映して戦時の総合的な対応力を高めることに重点が置かれた」と説明した。
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