15日中央日報の報道によると、前日、ソウル・カンブク(江北)警察署はソウル江北区スユ(水踰)洞のビアホールで起きた違法薬物犯罪を目撃し通報した市民Aさんに感謝牌を贈った。
Aさんはことし4月3日、ビアホールで恋人とビールを飲んでいる際に隣のテーブルにいた50代の男の怪しい行動を目撃した。
男は一緒にいた女性2人がトイレに行くと、服の袖から白い粉を取り出し、1人の女性のグラスにこっそりと入れた。
男はその後、戻って来た女性らに乾杯を勧め、グラスを空けるように言った。
これをおかしく思ったAさんはすぐに警察に通報した。
通報を受け出動した警察が男にこの事実について追及したものの、男は「そんなことはしていない」と犯行を強く否認した。
しかし捜査の結果、男が女性のグラスに入れた白い粉は違法薬物だったことが明らかになった。
男はあらかじめ違法薬物を準備した後、初めて会った被害者を相手に犯行に及んだと把握された。
警察は今月2日、麻薬類管理法違反および特殊傷害未遂の容疑で男を拘束し検察に送致した。
このように違法薬物を入れた酒や飲料を勧める手法の犯罪が年々増えている。これに先立ち、昨年6月にクァンジュ(光州)の居酒屋で店主に違法薬物として取り扱われている睡眠導入剤ゾルピデムを入れた酒を飲ませた後、性的暴行と強盗を行った男に懲役4年の刑が宣告されている。
警察関係者は、「薬物から味や臭いは感じられないため、相手がこっそりと酒に入れて犯行に及ぶケースが多い」と説明した。
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