AI分野の研究者数(オレンジ)と、論文数(青)
AI分野の研究者数(オレンジ)と、論文数(青)
韓国合科学技術評価院(KISTEP)が発表した「国家戦略技術のR&D人材に関する実態調査」によると、2023年末時点で韓国の人工知能(AI)研究者の数は約1000人と世界9位だった。これまでの6年間で発表されたAI関連の論文数は1万4000件で、世界12位にとどまっている。

一方、中国は研究者が約41万1000人、論文数は22万件でトップとなった。2位はインドで研究者数が19万5000人、論文数が11万7000件、3位は米国で研究者数が12万人、論文数が8万8000件。

コンピュータによる動画解析技術であるコンピュータビジョンや偽の動画などを指すディープフェイクなど、新たなAI研究のテーマと関連した論文をもっとも多く発表した上位500人の研究者のうち、米国が31.8%と最大を占めた。中国は24.2%で2位だった。韓国はこれらと関連した研究者数が5人で、世界16位となっている。

ただし韓国は2020年以降、AI関連の論文が増えている傾向も明らかになっている。AI分野について研究を行う、韓国の学術研究機関のトップ10は韓国科学技術院(KAIST)、ソウル大学、高麗大学、延世大学、成均館大学、韓国電子通信研究院(ETRI)の順となった。


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