記念撮影する潘基文氏(前列左から4人目)ら国際朝鮮半島フォーラムの出席者=3日、ソウル(聯合ニュース)
記念撮影する潘基文氏(前列左から4人目)ら国際朝鮮半島フォーラムの出席者=3日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は3日、ソウル市内で開かれた「国際朝鮮半島フォーラム」で基調演説し、「(北朝鮮との)統一が世界平和に大きく寄与し、中国と日本にも利益になると説得し、共感を得ていかなければならない」と強調した。

 フォーラムは統一部などが共催した。

 潘氏は特に中国が南北統一に向けた国際社会の世論形成に重要な役割を果たすとして、「韓米同盟が中国との対立構造の形成を目的にしていないことと、平和の安定性を構築する統一が中国の利益にも合致することを説得することが必要だ」と指摘。「日本と前向きな未来を構築していきながら多くの協力体制をつくるべきだ」とも述べた。

 また、「統一は自由民主主義と市場経済、法治主義、人権尊重などわれわれの憲法的な価値に合致しなければならない」とし、「統一した韓国は非核化した中堅先進国としての地位を確立すべきだ」との考えを示した。


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