金富謙、前国務総理
金富謙、前国務総理
キム・ブギョム(金富謙)元国務総理は23日、大統領室が韓東勳(ハン•ドンフン)国民の力(与党)代表のユン・ソギョル(尹錫悦)大統領との単独会談要請を拒否したことに対し「せこい仕打ちだ」と批判した。

金前国務総理はこの日の午後、自身のSNSに「会って山積している国政乱脈について議論し、解決策を探さなければならない」としてこのように記した。

金元首相は「秋夕(チュソク、中秋節)の民心は厳しかった。大統領の支持率は歴代最低となり、医療大乱と破綻した民生により、国民のため息だけが聞こえる期間だった」と指摘した。

続いて「与党・野党・医療界・政府の協議体が発足できるよう、尹大統領が決断しなければならない。民生を配慮する政府・与党にならなければならない。与党代表が糸口を解けるよう、裁量権を与えなければならない。そうしてこそ野党と対話できる」と述べた。

金前国務総理は「大韓民国の先進医療システムが崩壊してはならない。民生が苦痛を受けてはならない。尹大統領の頑固さと独善で大韓民国の共同体が崩れてはならない。大統領は絶対君主ではない」と重ねて強調した。

これに先立ち、大統領室関係者はこの日、ヨンサン(龍山)大統領室で記者団に対し「明日は新任指導部を激励する場であり、韓代表と単独面談は別途協議する事案だ」と述べた。この関係者は「(夕食会の席で)懸案に対する議論が自然に出てくるだろう。しかし、党指導部が完成した後に行う顔合わせの性格がさらに強い」と明らかにした。
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