「K―POPファンはより情熱的で、より積極的だ」とし、「スーパーファンの役割はデータでも現れており、今後も重要な役割を果たすだろう」と述べた。
コシンスキー氏は韓国コンテンツ振興院が開催するK―POPと海外の音楽産業の関係者が集うイベント「MU:CON2024」に参加するため来韓した。
コシンスキー氏は米国のK―POPファンが他のジャンルのファンよりも積極的に音楽を聞いて商品を購入するという内容の統計を提示した。
米国のK―POPファンは音楽鑑賞に月平均72時間を使ったが、これは米国内の平均的な音楽リスナーより19時間多い。他ジャンルのファンよりCDを購入する確率も32%高いという。
コシンスキー氏は「音楽鑑賞の傾向がデジタルストリーミングに移った後もCDやLPなどの販売量が増える現象はスーパーファンの増加と関連している。K―POPのスーパーファンは商品購買だけでなく、公演などにもより多くのお金を使う」と話した。
また、スーパーファンはビートルズが活動していた時期から「熱烈ファン」などと呼ばれて存在していたが、SNS(交流サイト)の発達により、単純に公演を見に行く存在を超えたという点を強調した。「スーパーファンはSNSを土台に組織を結成して集まり、即時的な方法でコミュニケーションする」とし、「世界的にコミュニケーションして活動できるという点でもこれまでの熱心なファンとは違う」と説明した。
コシンスキー氏は米国内のK―POPやJ―POPファンが平均的な音楽リスナーに比べてショート動画を制作する率が59%高いと指摘。「ロックやカントリー音楽を聞くファンと比較すると、K―POPファンはさらに若く、ショート動画をより積極的に受け入れる傾向がある」とし「コンテンツ生産量が多いという事実はスーパーファンの割合が高いことともつながる」と説明した。
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