自民党総裁に石破茂自民党幹事長が指名された。「4戦5期」の末に総裁の座を獲得した石破氏は、政権与党の総裁として首相の座に就き、2027年9月までの3年間、日本を率いる予定だ。

ただし、石破新総裁が背負った課題は山積している。対内的には「秘密資金スキャンダル」により失われた国民の信頼を取り戻し、党内の雰囲気を刷新しなければならない。対外的には、来年の米政権の対応の準備を整えなければならない。韓国との関係をどのように維持するかもカギだ。

自民党は27日の午後、東京の党本部で第28代総裁選挙を開催した。1972年以降最多の9人が出馬したが、事実上自民党幹事長出身の石破氏と高市経済安保担当相、小泉元環境相の三つ巴の様相になった。国会議員368人の票と26日までに集計された党員368人の票合計736票を巡って行われた1次投票では過半数以上を占めた候補がおらず、決選投票が行われた。

1回目の投票では高市氏(181票)が石破氏(154票)を上回ったが、決選投票では石破氏が215票を得て高市氏(194票)の票を上回った。1回目の投票で9人の候補に分かれた票が両候補に再分配される過程で、石破氏にさらに多くの議員の票が集まった。決選投票は国会議員368票と各都道府県に1票ずつ割り当てられる47票を加える方式で行われ、国会議員の票の比重が絶対的な影響を及ぼす。

石破新総裁は2012年の第1回投票で55%の得票率で1位で決選に進出したにもかかわらず、議員投票で押されて安倍晋三元首相に敗れていたが、今回は石破氏が正反対の状況をで逆転を成し遂げた。これまで石破新総裁は2008年、2012年、2018年、2020年と計4回にわたり自民党総裁選挙に挑戦して苦杯をなめた経緯がある。

石破新総裁は10月1日の新内閣の構成とともに次期首相に公式指名される。議院内閣制の日本は、政権与党の総裁が首相になる。任期は2027年9月30日までだ。日本のマスコミは「『最後の挑戦』として決意を固め、選挙に臨んだ石破氏が5回目の挑戦の末に望んでいた結果を得た」と報じた。
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