タラップを降りた潘事務総長は、待ち受けていた人たちと握手を交わした後、「昨年1月に国連事務総長に就任してから18か月ぶりに慣れ親しんだ故国を訪れ、国民にあいさつすることができて非常にうれしく、感無量の思いだ」と訪韓の感想を語った。続けて、「韓国人の国連事務総長として韓国の国力伸張に貢献できるようベストを尽くす」と述べた。
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今回の訪問については、「韓国に新政権が発足し、朝鮮半島核問題が進展をみた発展の時期に訪問したことは非常に意味のあることだと思う」と強調した。滞在中の計画に関しては、李明博(イ・ミョンバク)大統領や韓首相をはじめ財界・政界・メディア関係者らと会い、国際社会における韓国の役割を拡大し、国連との協力を深められる方策を整えるため努力すると述べた。
国際社会に向けた韓国政府の役割と関連しては、近ごろ国際社会が気候変動や食糧難、原油高問題に直面していると述べた上で、韓国政府は国力伸張と相応する国際的貢献をすべきだとの考えを示した。最後に、「韓国政府と国民の温かい声援にいつも感謝している」と述べ、あいさつを締めくくった。
潘事務総長は5日間の日程で韓国に滞在する。同日には国連平和維持活動(PKO)に参加する東明部隊への派遣将兵、宇宙飛行士のイ・ソヨンさんらに会うほか、ソウル大学の名誉博士号授与式に出席する予定だ。
4日には李明博(イ・ミョンバク)大統領の表敬訪問、韓首相との面談、記者会見を、5日には故郷の忠清北道陰城郡訪問、清州大学で開かれる模擬国連総会への出席をそれぞれ予定している。6日には統一部の金夏中(キム・ハジュン)長官と朝食をともにし、7日午前に主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)が行われる北海道に向かう。
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