尹錫悦大統領
尹錫悦大統領
祖国革新党は4日、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の再議要求権(拒否権)行使で国会に戻り、本会議で再議決の末に否決された‘キム・ゴンヒ(金建希)特検法’、‘チェ上等兵特検法’などに関し「これで国民の力(与党)は尹錫悦・金建希共同政権を矯正できる最後の機会まで蹴飛ばしてしまった」と批判した。

キム・ボヒョプ(金輔協)祖国革新党首席報道官はこの日の午後、論評を通じて「国会議員300人全員が表決に臨んだが、国民の力104席の反対を超えることができなかった。尹大統領と共に没落する道を選んだ」と述べた。

金報道官は「国民の力は自らもよく分かっているだろう。尹大統領の配偶者の『金建希』夫人の問題を解決しなければ、ゆがんだ国政を正すことができないということ、ハン・ドンフン(韓東勲)国民の力代表が尹大統領との単独面談を要請したのも、それなりに『金建希解決法』を提案するためではないか」と尋ねた

続いて「ところで、その問題が尹大統領と単独会談したからといって解決できるだろうか。金建希夫人に会わなければならないのに、金夫人が韓代表に会うはずがないため、『金建希総合特検法』に賛成して自由にするべきではないか。韓代表も、もしも金夫人が崩れれば、自分を含めて国民の力も一緒に崩れるとの共同運命体という確信を持っているのか」と批判した。

金報道官は「国民の力は『殉職海兵特検法』にまた反対することで、また海兵の両親の胸にくさびを刺した。国を守るために入隊した若者を、昇進という自分の利益だけを得ようとした無能な師団長は守ってくれなかった。尹錫悦・金建希共同政権は真相究明には関心がなく、その無能な師団長だけをかばって回っている」と述べた。

金報道官は「チェ上等兵兵がなぜ殉職しなければならなかったのか明らかにしようという特検法だが、無能な師団長を守るために海兵隊まで失った尹大統領夫妻は、自分たちの犯罪容疑が明らかになることを恐れ、国民の力にまた反対するよう指示した。そのようなことがなかったら、転役して両親のそばにいるであろう海兵の恨みを晴らすことが再び延期されてしまった」と述べた。

さらに「本日は失敗した。しかし、祖国革新党はできるまでやる。本日、尹錫悦-金建希共同政権の蛮行を見守った国民は『これ以上、国会に任せておくことはできない』と思うだろう」と主張した。

金報道官は「国民が『弾劾する決心』を固めたら、祖国革新党はその民心を受け入れるだろう」と付け加えた。
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