昨年9月に公開された北朝鮮の「戦術核攻撃潜水艦」(資料写真)=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
昨年9月に公開された北朝鮮の「戦術核攻撃潜水艦」(資料写真)=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が潜水艦に関連した施設が集まる東部の咸鏡南道・新浦周辺で大型潜水艦を建造している動きが確認された。韓国軍の関係者が8日、明らかにした。

 韓国軍当局は、原子力潜水艦である可能性を含めて関連情報を分析しているという。

 この潜水艦は、これまでの北朝鮮の潜水艦に比べて大きいとされる。軍関係者は「現在、建造の初期段階で、正確な排水量などは作業が進めば正確に把握できるだろう」と話した。

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は昨年9月、原潜の建造計画を明らかにしており、軍は建造中の潜水艦が原潜である可能性があると判断したという。原子炉など重要設備はまだ備えていないと判断されるものの、これまでよりも大型化したことから、原潜である可能性が検討されている。

 金正恩氏は昨年9月、水中からの核攻撃が可能な初の「戦術核攻撃潜水艦」の進水式に出席し、原潜の建造計画を公開した。

 北朝鮮の原潜を巡っては、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」が今年1月、金正恩氏が潜水艦発射用の巡航ミサイルの発射実験に立ち会うとともに、原潜の建造事業を点検したと報じている。


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