【ソウル17日聯合】制憲憲法公布60周年を迎えた17日、国会議事堂で記念式典が開催された。式には金炯オ(キム・ヒョンオ)国会議長、李容勲(イ・ヨンフン)大法院長(最高裁判官に相当)、李康国(イ・カングク)憲法裁判所長、韓昇洙(ハン・スンス)首相、高鉉哲(コ・ヒョンチョル)中央選挙管理委員長をはじめ、監査院長、各官庁の長官・次官、大統領室長ら青瓦台(大統領府)・政府関係者、インターネットで募集した各界各層の国民代表、駐韓外交使節ら1600人余りが出席した。中国大使とロシア副大使は出席したが、米国と日本からは出席がなかった。
 金議長は祝辞を通じ「第18代国会は第2の制憲国会、新たな60年の先進国会として出発しなおさなければならない」と述べ、政治復元、働く国会、民族和解と協力、南北共同繁栄に賛同し寄与する国会を目指す必要があると強調した。特に、1990年から中断している南北国会会談について、準備接触再開を北朝鮮側に求めるなど積極的な意思を示すとともに、国会会談が困難な場合は議長団や関連常任委員会レベルで交流を開始することを提案した。

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 憲法改正に関しては、現行憲法は国民の意向に従い長期執権を防ぎ、直接選挙制を取った民主的正統性を持つ一方で、時代状況に合わせた政治的妥協の産物だという限界もあると指摘した。その上で、これからはいわゆる「1987年体制」、同年の憲法改正以降の体制について根本的な省察を行った上で、未来に向けオープンな姿勢で憲法を評価するときだと主張した。

 ただ、憲法改正には長い討論と国民の合意が必要だが、憲法改正の方向と内容については今から深度のある研究に着手しなければならず、特にすでに国民の選択を受け発足した現政府の任期や体制を揺るがす試みは決してあってはならないと強調した。

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