会談は12分間行われた。両氏は韓米日協力や韓米同盟、北朝鮮のロシア派兵などの状況について意見を交わした。尹大統領は韓米日の協力関係が強化されていることについて、トランプ氏の1期目の寄与があったからだと評価した。そのうえで、韓米同盟を安全保障と経済の両方を網羅する緊密なパートナーシップに発展させようと呼び掛けた。
トランプ氏は韓米が良好な協力関係を続けることに期待していると表明。尹大統領の指導力について、よく聞いていると述べた。
両氏は韓米が今後、インド太平洋地域や朝鮮半島、ひいては世界レベルで共同のリーダーシップを構築していくことで一致した。
また、北朝鮮のロシア派兵など軍事動向についても意見交換し、緊迫度が増すウクライナ情勢に対する懸念を共有した。金氏は両氏が「漸増する北の核能力、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射、相次ぐ弾道ミサイル発射による挑発、ごみなどをぶら下げた風船の散布、黄海上での全地球測位システム(GPS)の妨害電波発信についても情報を共有し、懸念を表明した」と説明した。
トランプ氏は米国の造船業に対する韓国の協力が必要だとの考えを示した。「韓国の世界的な軍艦と船舶の建造能力をよく知っている。米国の船舶輸出だけでなく補修・修理・整備分野でも韓国と緊密に協力する必要がある」としたうえで、「この分野について今後具体的に尹大統領と話を続けていきたい」と述べた。
大統領室は、尹大統領とトランプ氏の会談開催に向けて米国と実務レベルの協議を行っていく方針だ。
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