多文化都市に生まれ変わる龍仁市、外国人登録者史上初の2万人突破=韓国
多文化都市に生まれ変わる龍仁市、外国人登録者史上初の2万人突破=韓国
韓国キョンギド(京畿道)ヨンイン(龍仁)市の外国人人口が、史上初めて2万人台を突破した。 11日、京畿道龍仁市によると、龍仁市内の外国人登録者数は、2006年1万1280人と1万人を越えてから18年後のことし9月末時点で2万人を超えた。

このような外国人登録者数は、一つの地域の人口に匹敵する数値だ。龍仁市内38の地域「ウプ(邑)・ミョン(面)・ドン(洞)」の中で人口が2万人台序盤またはそれ以下に過ぎないところは12ヶ所にもなる。

市は外国人留学生が多く流入した効果が大きいと自ら分析している。 9月中に外国人登録者数が急増した地域は、チョイン(処仁)区中央洞、キフン区ソノン洞とクガル(九葛)洞などだが、このうちチュクジョン3洞の場合だけでも355人も増加した。

これに関連して、九葛洞行政民願キム・ミスクチーム長は「処仁区にはミョンジ(明知)大学、キフン区にはカンナム(江南)大学とキョンヒ(慶熙)大学、スジ区にはタングク(檀国)大学などの大学が所在する地域で、外国人が急増している」と説明した。

龍仁市は、福祉政策として施行していた既存の多文化家族政策を強化する一方、流入する外国人を、市発展の新たな動力にする方案を講じている。

外国人登録者とは別に、統計を維持・管理する居所申告外国国籍同胞が8500人を超えるなど、実際の龍仁市に居住する外国人は3万2000人を超えると把握される。

これにより、龍仁市は多文化家族の子どもの学習能力向上のための教育活動支援や、結婚移民者への通訳・翻訳サービス提供、韓国語教育といった韓国社会への定着支援、また緊急時の外国人支援などを行ってきた。

さらに最近では、半導体企業を中心に、外国人高度人材の流入が増加し、外国人留学生も急速に増加していることから、新たな外国人政策を準備している。

龍仁市イ・サンイル市長は「市が半導体中心都市に浮上し、半導体専門人材をはじめとする優秀人材と、外国人留学生が引き続き流入するだろう」とし、「半導体産業をリードする優秀な人材が龍仁に来るよう、教育環境と定住条件を改善するなど、様々な努力を続ける」と強調した。

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