DnG(左から)Dzell、Mr.Gordo
DnG(左から)Dzell、Mr.Gordo
BIG BANGやEpik Highなどヒップホップグループの活躍も目立つK-POP界。そんな中で、7月にデビューしたばかりのヒップホップデュオがいる。その名は、<DnG(ディー・エン・ジー)>。メンバーの1人Dzell(ディゼル/24)は韓国歌手リサンやダブルK、キム・テウ、PARANらとともに曲の制作やフューチャリングをしてきたミュージシャン。一方、Mr.Gordo(ミスター・ゴルド/25)もキルゴン、オ・ジョンヒョクらの楽曲にラップや作詞で参加した経歴を持つ。そんな2人が今年、<Super King Music>というレーベルを立ち上げ、自らがプロデューサー兼歌手としてアルバム『The First Show』をリリースした。今回のインタビューで、彼ら<DnG>の音楽スタイルに迫った。

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-歌手になったきっかけを教えてください
Dzell:16歳のときにギターを弾き始め、アンダーグラウンドでバンド活動をしてきました。でも、正直はじめは歌手になろうとは考えていなかったんです。むしろ反対に、音楽は好きだけど歌手を職業にしてはいけないと思っていて…。しかし、19歳のときだったと思いますが、歌手イム・ジェボムさんの『非常』のMVを見て、衝撃を受けたんです。「歌手というのはこうゆうものなんだ」と感じましたね。その後、音楽の道に進もうと決心しました。

Mr.Gordo:僕は、クラシックピアノを専攻していました。ピアニストを目指していたのですが、ある瞬間からブラックミュージックにはまり、プロデューサーとして歩みだしていましたね。

-デビューした感想は?
Dzell:僕はこう考えるんです。“初めの1歩を踏み出さなければ次はない”と。デビューしてようやく1歩を踏み出せたと思いますね。今まで準備も大変でしたが、1歩を踏み出してしまったのだから、これからは跳ぶ準備もしなければならない…そんな気持ちです。デビューした嬉しさよりも次に起こる出来事が楽しみです。

Mr.Gordo:本当に夢のようです。初めて歩き出した赤ちゃんを見つめる親のような心境ですかね(笑)。言葉ではすべてを表せません。やっと今までの成果を世に見せるときが来た…そう思います。

-大きな反応を得ているようですが、感想は?
Dzell:本当に有難いことです!正直、皆さんの反応がここまで熱いとは思っていませんでした。僕らはまず多くの人に見てもらおうと動画配信をはじめたのですが、意外に反応が良くて僕ら自身が驚いています。

Mr.Gordo:多くの方に気に入っていただいて嬉しいですし、本当に感謝しています。ここでとどまらずもっと一生懸命に努力して良い音楽を聴いてもらいたいですね。

-芸能界にいて辛かったこと嬉しかったこと
Dzell:以前はこう考えてしまっていました。「本当に一生懸命に作った作品なのに、利益の見返りがない…」と。作曲家ではなく歌手になりたかった僕にとっては、人に曲を提供することに違和感がありました。でも今は、その時の経験が新人作曲家だった僕に大きなものを与えてくれたと思えるんです。先輩方にはお世話になったのに…不平ばかり言ってしまいました。この場を借りてごめんなさい(苦笑)!

Mr.Gordo:まずは尊敬してきた先輩たちに会い、一緒に仕事をし、仲良くさせてもらえることが嬉しいですね。嫌なことは…韓国の音楽市場は不況にあることです。音楽をしている人すべてが感じる悩みですよ。皆さん、CDは、買って聴いてくださいね!

-韓国のヒップホップと日本のヒップホップに違いは感じますか?
Dzell:比較はできませんね。それぞれに感じ取れることがあるし、文化的な違いもありますし。それぞれの考えや感じ方が違うので…。音楽というのは1つの形として相通じる面があり、また発展し続けるものなので、正答はありません。ですので、僕らは比べたくありません。韓国のヒップホップも日本のヒップホップもONE!

-自分たちの音楽について教えてください
Mr.Gordo:僕らはブラックミュージック、ヒップホップが好きですが、僕らの音楽は形にとらわれない進化したヒップホップだと言いたいですね。ロック、クラシック、パンクなどいろいろなジャンルをしてきましたし、これからもずっと同じです。ジャンルに区分されない<DnG>だけの色を作っていきます。スタイリッシュなヒップホップ(笑)?この表現がいいかな。

-韓国・日本の歌手で尊敬する人は?
Dzell:僕らは尊敬する人が同じなんです!韓国では、昔から聴いて育った<ソテジ・ワ・アイドゥル>を尊敬しています。日本では<X JAPAN>!本当によく聴いています~

-お互いに尊敬する部分は?
Dzell:Mr.Gordoは僕が持っていないものを全て備えている奴です。音楽的にも人間的にも、天性の声にピアノの実力、太い眉毛(笑)。いつも心強いです。

Mr.Gordo:Dzellは、自分だけのグルーヴを持っていてそれをリズムに生かせるんです。感覚が優れているんですよ。トレンドを上手く取り入れるセンスもあるし。尊敬するミュージシャンです。

-どんな歌手になりたいですか?
Mr.Gordo:僕らは大衆音楽をする歌手です。自分だけが聴く、自分だけが好きな音楽スタイルではなく、皆で聴いて一緒に楽しめる…そんな中にも僕らだけの色を出せる音楽を作りたいですね。ただ流行を追う歌手ではなく、トレンドを作って行く歌手、大衆を熱狂させる歌手。それが目標です。

-今後の予定は?
Dzell:今は、イベントやパーティーに出演しています。また8月にはシングルも発表します。チャンスがあれば日本でもライブをしたいですね!いつでも呼んでください~これからもカッコよく新鮮な音楽をお届けします!

-日本の方へメッセージをお願いします
Dzell:日本でも応援してもらえたら嬉しいです。聴く機会があったらよろしくお願いします。早く会えるときが来てほしいですね。
Mr.Gordo:アリガトウゴザイマス~!皆さんもファイト~!
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