この関係者は「中国は党中心の一糸乱れぬ社会主義的決定プロセスを持つ国なので、上が決定すればそれだけ迅速に実行される」とし、「政府間の高官級対話が活性化されることが関係改善につながりやすい」と説明した。
その上で、5月以降は高官級による対話が迅速かつ頻繁になり、深まっているとして、今後は両国が自由貿易交渉、通商協力、人的・文化的交流などで具体的な成果を上げるだろうとの見通しを示した。
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領がブラジルメディアとのインタビューで「韓国にとって米国・中国は選択の問題ではない」と発言したのは外交戦略の変化を意味するものかとの質問には「(尹政権の発足から)2年半の間にわれわれの戦略は一度も変わったことがない」と強調した。
また「われわれは国益を重視する外交を行っており、一つは安全保障を確保すること、もう一つは経済利益を確保すること」としながら「透明性が高く、一貫しており、予測可能なパートナーを探したところ、偶然そのような国々が自由の価値と民主主義の傾向を帯びていた」と説明した。
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