【イベントレポ】チャン・ドンゴン&ホ・ジノ監督、2025年1月に日本公開の最新作『満ち足りた家族』舞台あいさつに登壇
【イベントレポ】チャン・ドンゴン&ホ・ジノ監督、2025年1月に日本公開の最新作『満ち足りた家族』舞台あいさつに登壇
『八月のクリスマス』や『危険な関係』で知られる名 匠ホ・ジノ監督の最新作『満ち足りた家族』が 2025年1月17 日(金)より全国公開するにあたり、公開に先駆けチャン・ドンゴンとホ・ジノ監督で登壇するジャパンプレミア・舞台挨拶が本日11月20日(水)東京・TOHO シネマズ 六本木ヒルズにて開催された。

韓国映画「満ち足りた家族」のキャスト、公開日、あらすじ


Q.本日ジャパンプレミアですが、今の気持ちは?

チャン・ドンゴン:本作が初めて公開されたのは昨年のトロントでした。反応がよくて安心したのを覚えています。海外でも本作の細かいディテールまでに共感していただけて安心しました。今度は日本のみなさんが本作をどのように観てくださるのかワクワクしています。

ホ・ジノ監督:トロント映画祭でこの映画を初めて公開されたのを皮切りに、本作は今まで私が手がけた作品のなかで一番たくさんのいろいろな映画祭に招かれた作品となりました。予想以上に海外での反応が良くて良かったです。ついに日本でも公開されます。日本の方々の反応が楽しみです。


Q.久しぶりにタッグを組んで、いかがでしたか。

ホ・ジノ監督:「危険な関係」ぶりで、わたしの中では5~6年、長くても8年程度ぶりかと思ったのですが、実に12年ぶりですね。現場はとても楽しいものになりました。チャン・ドンゴンさんとはいろんな話をして、そのなかでジェギュというキャラクターを作り上げていきました。映画の中で素晴らしい演技を見せてくれています。

チャン・ドンゴン:はじめは「8月のクリスマス」を見て、ぜひご一緒したいなともって思っていました。そして、「危険な関係」でご一緒にすることができました。当初は適応するにも大変でしたが、実際にお仕事をして興味深い現場となりました。監督はわたしたちをリラックスさせてくれ、俳優たちに耳をかたむけ、理解してくだり、わたしたちにとっては頼もしい監督です。
実は、「危険な関係」の前、15年ほど前に東京ドームでやった…自分でこのタイトルを言うのもなんなのですが、「韓流四天王」というイベントで映像をディレクティングしてくださいました。それを含めると本作で3作目のタッグとなります。まずオファーをいただいた時、シナリオも大変興味深いなと思いました。今まで非現実的な役柄をすることが多かったんですが、殺し屋、ゾンビなど、そんななか現実的な役柄だと思いました。そこも面白いと思いましたし、ホ・ジノ監督ならいい作品になると思いました。


Q.この作品を映画化しようと思った理由は?

ホ・ジノ監督:原作の小説があるもので、本作ですでに4回目の映画化となります。
これまで映画化されたものも素晴らしいので少しためらわれました。しかし、読み返していくうちに、今まで自分が作ってきた作品とはまた違ったものを作品に込められるではないかと思いました。韓国の社会問題について、深く見ていくことによって自分にとっても挑戦になるんではないかと引き受けることにしました。


Q.原作からの兄弟の職業柄の設定変更について。

ホ・ジノ監督:設定を医師と弁護士にしたのは、より韓国のみなさんが身近に感じられるのではないかと思ったからです。
医師はまず子どもたちが憧れる職業。幼稚園から医者コースがあるほどにみんなが尊敬する職業ですし、弁護士も韓国では尊敬を集める職業であります。その設定でより身近に感じられるかなと思いました。


Q.この役を演じてみていかがですか。

チャン・ドンゴン:最初このシナリアを読んで、ジェギュにひかれた理由の一つは、現実にいそうな…現実に足のついた役柄だからです。道徳的で、原則を大切に思う人、とてもいい人に見えるキャラクターです。そんな人の裏側にも隠れた本性がある、それを映画で見せられるのではないか、より立体的に見せられると思ったんです。監督と話しながら、彼の弱点なども少しずつ出していけるというところに面白さがありました。


Q.最後に日本の皆さんにメッセージをお願いします。

ホ・ジノ監督:本作は2025年1月17日に日本で公開されます。きょう、映画を楽しく見ていただけましたら、周りの方にぜひPRをお願いします!

チャン・ドンゴン:韓国ではすでに公開されていて、韓国の中でもいろんなところに舞台あいさつへ訪れました。ある劇場の壁に「~映画をもって質問を投げかける作品は、映画を見た後から始まる」と書いてありました。この作品も見終わった後に色々考えさせられる作品だと思います。ぜひさまざまな考えを巡らせてみてください。意味のあることを考えられる時間になると思います。いずれにせよ、楽しんでみてください、そして推薦もよろしくお願いします。





『満ち足りた家族』

■監督:ホ・ジノ
■出演:ソル・ギョング、チャン・ドンゴン、キム・ヒエ、クローディア・キム
2024 年/韓国/109 分/シネスコサイズ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子 原題:普通の家族/英題:A NORMAL FAMILY/PG12
■提供:KDDI
■配給:日活/KDDI
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■公式 HP:michitaritakazoku.jp
■公式 X:@michitaritaeiga

2025年1月17日(金)より、全国ロードショー


ソル・ギョング&チャン・ドンゴン&名匠 ホ・ジノ監督最新作映画『満ち足りた家族』恐ろしくも美しい衝撃予告映像解禁
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