「国家朝餐祈祷会」であいさつする尹大統領=22日、ソウル(聯合ニュース)
「国家朝餐祈祷会」であいさつする尹大統領=22日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は22日、ソウル市内のホテルで開かれた56回目の「国家朝餐祈祷会」で、「国民生活と経済の活力を必ず回復させ、新たな中間層の時代を切り開く」として、任期後半には二極化の解消に取り組む考えを改めて示した。

 尹大統領は10日に任期(5年)の折り返しを迎えた。

 尹大統領は医療、年金、労働、教育の4大改革を加速させると力を込めた。「医療改革は年末までに主な課題を仕上げる」として、「任期内に地域完結の医療体系の構築を成し遂げたい」と強調。幼稚園と保育園の統合や小学校で放課後に実施する学童保育「ヌルボム学校」を定着させ、「創意的な人材を育成する」と表明した。また、労働改革により企業と労働者の選択権を拡大するとともに「労働弱者」を守り、現在の世代と未来世代の生活に直結する年金改革も最後まで成し遂げると強調した。

 祈祷会はキリスト教の信者らが集まり、平和と希望を祈る場で、1966年に始まった。


Copyright 2024YONHAPNEWS. All rights reserved. 40