現代自動車と蔚山市・中国の広州市が提携、水素自動車拡大へ向け支援＝韓国報道

現代自動車が、ウルサン（蔚山）市ー中国の広州市の水素自動車エコシステム構築における協力推進に向けた業務提携契約を締結した。

これにより現代自動車、蔚山市、広州市は、水素自動車の普及事例の共有と協力方針の模索に向けたフォーラムの開催、水素エネルギーの生産・供給・活用に関する実証事業の発掘、水素に関する技術力確保に向けた産学研の共同研究課題の遂行などを進める。

さらに同社は2市が個別で進めている水素関連事業を支援し、水素先端都市としての立場を確固たるものにすることを目指す。

蔚山市は2019年、国土交通部主管の「水素試験都市」に韓国で初めて選出され、燃料電池自動車の普及と水素スタンドの造成を推進してきた。現代自動車は蔚山市で2025年、水素トラクターの試験事業を遂行する予定であるなど、多様な燃料電池自動車事業を展開する。

広州市は2021年、中国政府から5大水素自動車試験地域に選定された。現代自動車は2023年、同市に燃料電池システム工場「HTWO広州」を造成。同年末に4.5トンの冷蔵トラック・清掃車用の燃料電池システム計500台分を供給した。2025年まで1000台以上を追加で供給する予定だ。