6時間で終わった非常戒厳令、外国人観光客「懸念していない」 =韓国
6時間で終わった非常戒厳令、外国人観光客「懸念していない」 =韓国
韓国でユン・ソクヨル大統領の戒厳令が出された中でも、韓国を訪れた観光客は動揺することなく観光を続けたという報道が出た。

 4日、AP通信はソウル発の記事で、戒厳令騒動の中で韓国を訪れた観光客の反応を紹介した。報道によると、一部の観光客は、本国の家族や友人から一晩中、安否を尋ねるメールを受けて眠れなかったが、予定されたスケジュール通りに観光を続けたという。

 AP通信は、今回の戒厳令が国会の迅速な戒厳解除決議で6時間余りで解除されたおかげで、観光客の日程にも大きな変化はなかったと分析した。実際、同日午前から景福宮をはじめとするソウル市内の主要ランドマークとショッピング街には観光客が殺到した。

 インドネシアから来た観光客は、「戒厳令のニュースを聞いて、何か起こるかもしれないと思った」としながらも、故郷のジャカルタでも暴動やデモが珍しくないため、計画したスケジュール通りに動いたと話した。

 イタリアのミラノから南山ソウルタワーを訪れた別の観光客は、「寝ている間に一晩中イタリアから連絡がたくさん来た」としながらも、「ここの人たちは皆、普段通り学校や職場に行き、状況が危機的だとは思わなかった」と明らかにした。
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