金氏は同日午前1時半ごろ、「国民的疑惑の捜査に積極的に協力する」としてソウル中央地検に出頭。約6時間後に緊急逮捕され、ソウル東部拘置所に移送された。
同本部は、金氏にかけられた刑法上の内乱容疑が最高で死刑もある重罪である上、関係者と口裏を合わせるなど証拠隠滅の恐れがあり緊急逮捕の要件に該当すると判断した。
刑事訴訟法によると、容疑者が死刑・無期懲役または3年以上の懲役や禁固に該当する罪を犯したと疑われる相当の理由と、証拠隠滅の恐れがあり緊急を要する場合は逮捕状がなくても逮捕できる。
金氏は最近、通信アプリ「テレグラム」のアカウントを削除した後、再登録したことが明らかになり、証拠を消そうとしたのではないとの疑惑が浮上している。同本部は押収した金氏の携帯電話に対するデジタルフォレンジック(電子鑑識)を進めるとみられる。 金氏は尹大統領の高校の1年先輩で、非常戒厳宣言を提案し、尹大統領と共に戒厳を主導したとされている。
同本部は6日の発足直後から、金氏の供述を確保することが急務とみて出頭を求めた。金氏に対する追加捜査を経て、緊急逮捕から48時間以内に逮捕状を請求する方針だ。
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