オク・チュヒョン(Fin.K.L)、華やかな舞台の上で官能のベリーダンス…帰ってきたミュージカル「マタハリ」
オク・チュヒョン(Fin.K.L)、華やかな舞台の上で官能のベリーダンス…帰ってきたミュージカル「マタハリ」
美女スパイの代名詞「マタハリ」の物語が華麗さで重武装した大劇場の舞台で再び繰り広げられる。

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「マタハリ」は第1次世界大戦中に二重スパイ疑惑でフランス当局に逮捕され銃殺された踊り子マタハリ(本名マーガレッタ・ガートルード・ジェルル)が体験した悲惨な実話を元に誕生した創作ミュージカルだ。 文化芸術が繁盛した時期であるフランスのベルエポック時代を再現した古風なセットと200着を超える俳優たちの衣装で豊かな見どころを提供し、魅惑的で美しい踊り子マタハリの人生の中に観客を招待する。

マタハリを演技する女優が官能的なベリーダンスのパフォーマンスを披露する場面が白眉だ。マタハリがヨーロッパ全域を揺るがすダンサーに生まれ変わった後からは、彼女が恋人を守るためにスパイの役割で戦争の渦に巻き込まれて体験する波乱万丈なエピソードを描くことに重点を置き、物語に多彩さを加える。

母親のようにマタハリのそばを守りながら成功を助ける助力者アンナとマタハリの連帯も忠実に扱う。 仮想の存在で舞台に上がるマーガレッタを通じてバレエの動作を加味した流麗な踊りでマタハリの過去と内面の傷を感覚的に繰り広げるという点も目立つ。

「マタハリ」は2016年初演以後、2017年の再演の際、累積観客数20万人突破に成功し、2018年と2021年にはライセンス輸出を通じて日本でも公演した。 4回目のシーズンを迎え、制作会社のEMKミュージカルカンパニーは、約500坪規模のスタジオに実際の舞台セットを設置し、公演を準備しながら作品の感情線と叙事をさらに細かく整えるために力を入れた。

初演の時からマタハリ役を引き受け作品の興行をリードしてきたオク・チュヒョンは6日の懇談会で「ヒューマニズムが濃くなり情緒的タッチが細かくなった昨シーズンから物語のパズルがよく合わさったという評価が出てきた」として「新しいシーズンを迎えてレンガの間にセメントを塗るように一層硬くなった公演を披露するために努力した」と話した。

続けて「マタハリは『Fin.K.L』での活動以後、ミュージカル界に越えてきて、先入観と戦わなければならなかった私と接している部分が多いキャラクター」とし「本当にマタハリに扮したように見えるようにダンス、演技、歌全てを細心に具現しようとした」と強調した。

「マタハリ」の音楽はフランク・ワイルドホーンが担当した。 「ジキル&ハイド」「笑う男」「デスノート」「ドラキュラ」など多数の人気ミュージカル参加で韓国内で馴染みのある作曲家だ。 懇談会に同席した彼は「ジャズサックスのように柔らかさと強烈さを行き来するオク・ジュヒョンの声にインスピレーションを受け、強靭な女性キャラクターが中心になった作品にふさわしい音楽を創作した」と強調した。

「マタハリ」は来年3月2日まで公演する。ソラ(MAMAMOO)がオク・ジュヒョンとマタハリ役を交互に演じる。 オク・ジュヒョンは「女性叙事が中心になった作品が珍しいだけに『マタハリ』を長く続く作品にすることに貢献するという気持ちで公演に臨む」と覚悟を固めた。
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