サンドゥル(B1A4) の最新ニュースまとめ
アイドルグループ「B1A4」サンドゥルはミュージカル「黒井邸には誰が住んでいるのか(以下、黒井邸)」の出演のオファーを受けた瞬間を振り返ってこのように話した。最近、ソウル市ソチョ(瑞草)区のあるカフェでインタビューしたサンドゥルは「良い公演だと噂されていた作品でテハンノ(大学路)を鷲づかみにする方と一緒にできる機会だったので合流したいととても思った」と明らかにした。
「黒井邸」は日本帝国の植民地時代、兄を失ってすべての希望を喪失したヘウンが未知の力に導かれて地縛霊のオキと各自の願いを持つ冤鬼(恨みのこもった幽霊)たちが住む廃墟である黒井邸を訪れて起こるエピソードを描いたコミック劇だ。ポップ、ブリットポップ、ジャズ、ボサノヴァ、韓国の国楽など様々なジャンルのナンバーと共にファンタジーアニメのような物語を繰り広げる。
2012年「兄弟は勇敢だった」でミュージカル界にデビューしたサンドゥルは「黒井邸」への合流をきっかけに大学路の舞台に第一歩を踏み入れた。サンドルらは「デビュー以来ずっと大劇場だけで公演した。大学路の小劇場公演は初めてなので新鮮な気分だ」と話した。続いて「観客の表情が詳しく見える舞台で演技するので集中力を失わないよう努力して公演に取り組んでいる」と付け加えた。
サンドゥルはミュージカルの分野に活動を広げた後、「ALL SHOOK UP」、「シンデレラ」、「三銃士」、「30歳の頃に」、「アイアンマスク」、「シャーロックホームズ:消えた子供たち」、「1967ハーラン・カウンティ」、「next to normal」など多数の作品に出演して経験を積んだ。「黒井邸」は初めて出演する本格的なコミック劇だという点でも意味がある。サンドゥルはステージで走り、転がり、髪が汗でびっしょりになるほど渾身の力を尽くして劇に活力を吹き込んだ。
サンドゥルは「経験の多い仲間の俳優たちから学びながらコミック劇に適応していった」として「観客との相互作用が良くなって客席から大きな笑いが出るたびに快適さとやりがいを同時に感じる」と話した。
ヘウンは独立運動で先に逝ってしまった兄に対する切ない思いを表わすシーンとナンバーで観客の涙を誘うキャラクターでもある。サンドゥルは「兄に対する愛と恨みが混ざったまま生きていくヘウンの心を繊細に表現することに重点を置いた」として「キャラクターを解釈する上で正解はないので、今もその感情を具体化させる過程にある」と答えた。
「黒井邸」は、地縛霊のオキと冤鬼たちがヘウンによって成仏して邸宅を離れる過程を愉快に描く。サンドゥルは「幽霊たちとの出会いによってヘウンも変化する点が見どころだ」と伝えた。続いて彼は「『サウナに行ってきたように爽快だった』という反応が印象深かった。『黒井邸』によってより多くの観客のストレスを吹き飛ばしたい」と微笑んだ。
サンドゥルはデビュー2年目からミュージカル活動を並行した。いつのまにか歌手と俳優活動を兼ねてからあっという間に10年が過ぎた。サンドゥルは「『兄弟は勇敢だった』のシナリオを初めて読んでぼろぼろ泣いたのがミュージカルに挑戦したいと思ったきっかけだった」と振り返り、「以前は歌手としてコンサートをする時と俳優としてミュージカルの公演をするときに感じる喜びがはっきりと違っていたが、最近はほぼそっくりだ。それだけ、歌手と俳優を並行するのが自然になった」と話した。
「黒井邸」に込められたメッセージのように「できないことはない」という思いで活動してきたというサンドゥル。彼は軍入隊に伴う空白期を持った後、完全に活動だけで満たした最初の年である2024年を「サンドゥル探し」のために走った1年だったと振り返った。サンドゥルは「活動再開後、以前とは違ってためらうことがなくなかったが、今年ほとんど休む日もなしに活動しながら感覚を取り戻した」と語った。続いて彼は「来年はチーム活動とミュージカル活動だけでなくソロアルバムもお見せしてファンの愛に報いるために努力する」と覚悟を固めた。インタビューの最後には「70代になってもステージに立てる人でありたい」という希望を示した。
「黒井邸」は来年1月19日まで公演される。
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