首都圏と地方で明暗分かれるデパート、ショッピングモール型店舗が躍進=韓国
首都圏と地方で明暗分かれるデパート、ショッピングモール型店舗が躍進=韓国
韓国の五大デパートの68支店のうち、2024年に売上高1、2位となったのが3兆3270億ウォン(約3566億4641万円)の新世界百貨店カンナム(江南)店と、3兆550億ウォン(約3274億8866万円)のロッテ百貨店チャムシル(蚕室)店だった。

68店舗のうち20店舗のみ売上高が増えた。1~10位内の店舗はすべて増加したが、それ以外の58店舗では10店舗にとどまった。売上高が増加した10位圏内の店舗のうち新世界百貨店センタムシティ・テグ(大邱)など2店舗のみ非首都圏で、残りは首都圏に位置している。

業界の関係者は「非首都圏にある店舗の場合、拠点になる店舗のみ収益が増えているようだ。ある程度の売り場規模がある店舗が勝ち組となっている」と述べた。

ショッピングだけでなく、さまざまな体験や休息まで可能なショッピングモールの成長も著しかった。ザ現代ソウルは開業3年で売上高が10位圏内となったほか、ザ現代・大邱も売上高が1.4%上昇した。

業界関係者は「デパートがショッピングモールの機能まで追加しなければ生き残れない時代となった。非首都圏の店舗は中小規模が大部分で、地域は過疎化で購買意欲が落ちているため、こうしたトレンドを反映するのは難しいだろう」と分析した。
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