李在鎔氏=(聯合ニュース)
李在鎔氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスングループ経営トップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子会長は4日午後、ソウル市内の同社社屋で対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIのサム・アルトマン最高経営者(CEO)、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長と会合を開いた。

 約2時間にわたる会合ではAI分野の包括的な協力策について議論が行われた。

 前日はサムスングループ傘下企業の不当な合併を指示・承認したとして資本市場法違反などの罪に問われた李氏の控訴審判決がソウル高裁であった。高裁は一審に続き、無罪判決を言い渡した。李氏が司法リスクを解消した翌日に会合が開かれたことについて、財界関係者らは李氏が幅広いグローバルな活動を始動させたと解釈している。

 会合は、オープンAIとソフトバンクが米オラクルなどと共に推進するAIインフラプロジェクト「スターゲート」に関する協力策を話し合うために開かれた。

 孫氏は会合終了後、報道陣に対し「良い議論だった」と述べた。会合で「(スターゲートの)アップデートやモバイル戦略、AI戦略について話した」と伝えた。スターゲートにサムスンも参加するかとの質問には「(サムスンと)さらに議論する」と答えた。


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