昨年8月、歌手カン・ダニエルさんの名誉を毀損した罪で起訴され論告求刑公判に出席した運営者(共同取材)=(聯合ニュース)
昨年8月、歌手カン・ダニエルさんの名誉を毀損した罪で起訴され論告求刑公判に出席した運営者(共同取材)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループBTS(防弾少年団)のV(ブイ)さんとJUNG KOOK(ジョングク)さんに関する虚偽の映像を流布して名誉を傷つけ、所属事務所のビッグヒットミュージックの業務を妨害したとして2人と所属事務所がユーチューブチャンネル「タルドク(脱オタク)収容所」の運営者に損害賠償を求めた訴訟の判決でソウル西部地裁は14日、運営者に対し、ビッグヒットミュージックに5100万ウォン(約539万円)、Vさんに1000万ウォン、JUNG KOOKさんに1500万ウォンの支払いを命じた。

 ビッグヒット側は昨年3月、同運営者に約9000万ウォンの損害賠償を求める訴えを同地裁に起こしていた。

 この運営者はBTSのメンバーのほかにも芸能人などに関する虚偽の映像を制作して流布するなどして、損害賠償を求める訴訟を起こされたほか、名誉毀損(きそん)罪などで刑事告訴もされ、現在チャンネルは削除されている。

 同運営者は2021年10月から23年6月にかけ、ガールズグループのIVE(アイブ)のメンバー、チャン・ウォニョンさんなど著名人7人を誹謗(ひぼう)する映像をユーチューブなどで23回掲載して名誉毀損の罪に問われ、一審で懲役2年、執行猶予3年を宣告された。

 チャンさんが同運営者に損害賠償を求めた訴訟ではソウル中央地裁が運営者に1億ウォンの支払いを命じたが、控訴審では5000万ウォンに減額された。

 また歌手のカン・ダニエルさんに関する虚偽の映像を流布したとして名誉毀損の罪に問われた刑事訴訟では一審で罰金1000万ウォンが宣告され、損害賠償訴訟でも3000万ウォンの支払いが命じられた。


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