トランプ政権が2期目に入ってから初の外相会談が開催され、米韓両国が「北朝鮮の完全な非核化」の目標に向けて協力を続けることを確認した。

外交部は、チョ・テヨル外交部長官がドイツのミュンヘンで行われる安全保障会議への出席を機に、ルビオ米国務長官と初の米韓外相会談を開催したと明らかにした。この会談で両長官は米韓同盟と北朝鮮の核問題、日米韓との連携、米韓の経済協力などについて意見を交わした。

まずチョ長官は韓国が安全に、強力に繁栄する同盟を作っていくための最適なパートナーであることを強調し、米国の新政権下でも北朝鮮に対しての共助、拡張抑制、日米韓の協力はもちろん、投資や経済協力などをより一層拡大・強化していこうと呼びかけた。

ルビオ長官はこれに同意し、「米国としては同じ自由民主主義国家として韓国との関係を重視している」と答えた。また、各国の国内の状況とは関係なく、信頼関係を安定的に維持していきたい」と強調した。

両長官は北朝鮮の完全な非核化の目標を堅持しながら、今後の対北朝鮮政策の樹立・履行を行うに当たり緊密に協力していくことを決めた。また、ロシアと北朝鮮の軍事協力の懸念を共有し、引き続き注視しながら協力していくことで意見が一致した。

チョ長官は未来の繁栄のためにこれまで韓国が主導してきた対米投資の成果について説明し、このような努力を維持・拡大するための環境維持と米国側の協力を要請した。

特に両長官は、造船・原子力と液化天然ガス(LNG)などのエネルギーや先端技術などが今後米韓間の戦略的協力課題であることに共感し、さらに拡大に向けて積極的に協力していくことを確認した。

さらにチョ長官は、関税適用問題について米韓間の緊密な協議によって解決する意志を明らかにし、相互にとって利益になる解決策を模索しようと呼びかけた。これに対してルビオ長官は「関係省庁間で協議していく」と付け加えた。

チョ長官は米韓外相会談に続き、日米韓外相会談にも出席する予定だ。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 107