討論会で発言する「国民の力」の権寧世非常対策委員長=17日、ソウル(聯合ニュース)
討論会で発言する「国民の力」の権寧世非常対策委員長=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の与党「国民の力」の臨時執行部トップ、権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長は17日、ソウル市内で開かれた討論会で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が憲法裁判所による弾劾審判の結論が出る前に辞任する可能性について、「現実的に考慮されていないと考えている」と述べた。

 権氏は弾劾審判の結果が出れば賛成派と反対派が衝突する懸念があり、尹大統領が政治的な解決策として自ら進退を表明する可能性があるとの指摘について、「法律的、憲法的に可能かは別として、すべての問題が収まるとは考えない」とし、「適切ではない」との認識を示した。そのうえで、「(辞任を)考慮しているとしても正しい方法ではない」と改めて強調した。

 尹大統領が昨年12月3日に宣言した「非常戒厳」に関しては、「明らかに間違っていた。過度な措置だったと思う」とし、「(最大野党)共に民主党の非道な行為を考慮しても、非常戒厳で対処するのは正しくない態度だった」と指摘した。


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