今月22日に放送されたSBS「それが知りたい」の制作陣は木浦の女子大生殺人事件を再び伝えた。
看護師を夢見ていたチョさん(当時22歳)は2010年10月5日午後11時41分ごろ、アルバイトを終え帰宅している途中、姉にメッセージを送った後に連絡が途絶えた。
警察は公園付近の散策路を捜索し、排水路からチョさんの変死体を発見した。
チョさんは下衣が脱げた状態で死亡していたが、体内から男性のDNAは発見されず、性的暴行はなかったと結論付けられた。
チョさんの胸の部位と手の爪、そして重要部位から同一人物のDNAが検出された。警察はチョさんの知人から同種の前科虞犯(ぐはん)者、付近の住民ら約3000人のDNAを採取し照合したものの、犯人は特定できなかった。
事件当日、現場で怪しい車を目撃したという目撃者が登場した。目撃者によると、光沢のない濃いグレーにチューニングされた中型乗用車のトランクにはチョウの形のステッカーが貼られていたという。
そして通報を通じある車の同好会がチョウの形のステッカーを車に貼って走っていたという情報を入手した。チョさんが行方不明になった日、この同好会が木浦で集まっていたという事実も突き止めた。
警察は同好会の会員らを中心にDNA検査を実施したものの、犯人を見つけることはできなかった。会員らはよりによって自身らが集まった日に事件が発生し、いつも集まっていた場所で遺留品が発見されただけだと悔しさを表した。
さらに事件が発生した2010年ごろ、事件現場付近で類似した犯行に遭いそうになったという被害者の通報も相次いだ。
制作陣は目撃者らの証言をもとにモンタージュを作成した。20代半ばから30代前半で身長170センチメートルくらい、一重まぶたの大きな目に長い鼻、頬骨と顎の出た男だった。
専門家は犯人が女性を対象に性犯罪を数回行ったものと推測した。類似した被害に遭いそうになったという通報者のうちチョさんの事件と最も類似した被害に遭った被害者にモンタージュを見せると、自身を攻撃した男とそっくりだと話した。
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