「ザ・シーズンズ」もシットコムも視聴率0%...受信料の価値を失ったKBS
「ザ・シーズンズ」もシットコムも視聴率0%...受信料の価値を失ったKBS
最近のKBSの歩みを見る大衆の反応は「受信料が惜しい」、「MCが変わっても見ないと思う」というものだった。

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OTT(オンライン動画サービス)やYoutubeなど様々なコンテンツプラットフォームの登場により、テレビ局たちの悩みは深まった。TVプラットフォームだけの競争力が必要だという判断だ。しかしKBSはチャンネルを固定するだけのコンテンツを披露できず結局視聴率0%に閉じ込められた。

KBSは「ザ・シーズンズ」を通じて若年層を攻略し、ドラマ「キキキキ」を通じて消えたシットコムの復活を狙ったが、どちらも逃した。「ザ・シーズンズ」ではパク・ジェボム、イ・ヒョリ、「JANNABI」チェ・ジョンフン、「AKMU」、ZICOそしてイ・ヨンジがMCとして出演したがオールドなイメージから抜け出せず、視聴者をTVの前へ引っ張り出せなかった。

去る21日、KBS2「ザ・シーズンズ」6番目のショー「イ・ヨンジのレインボー」が幕を下ろした。ナ・ヨンソクPDまでイ・ヨンジを応援するために13年ぶりにKBSに出演したが、古典から抜け出せなかった。視聴率調査会社ニールセンコリアによると、最終回の視聴率は全国家庭基準1.1%にとどまった。これでもシーズン最高視聴率だ。

イ・ヨンジからバトンを受け取るMCは俳優パク・ボゴムだ。「ザ・シーズンズ」で初めて俳優を起用し、KBSはこれを「破格」と説明した。しかし2年目の視聴率0%台を続けている「ザ・シーズンズ」新MCに対する大衆の視線を期待よりは憂慮が大きい。

「ザ・シーズンズ」だけでなく、KBSが披露したシットコム「キキキキ」も赤信号が灯った。「キキキキ」はコメディーの無いコメディードラマで視聴者に笑いを抱かせることはもちろん、笑いが消えるような作りだ。昨年8月に復活したKBS水木ドラマの中で歴代最低視聴率を記録した。

視聴率2.1%で始まった「キキキキ」は2話1.0%、3話1.2%、4話0.7%、5話1.0%、6話0.7%と下落を見せている。俳優チ・ジニとイ・ギュヒョンを押し出したが全く関心を集められない。これに先立ち放映されたドラマ「Face Me」が3.3%、「怪しい彼女」が4.0%台の視聴率を記録したこととも比較される。

視聴者たちはレガシーメディアを離れOTTへ移っている。これ以上TVでコンテンツを見ない時代だという。既存のテレビ局がプラットフォーム概念の機能だけをしたり、視聴層を把握できず破格ばかりを探せば、番組が持続するのは難しい。SBS、MBCは金土ドラマを強化し高い視聴率と話題性を得ており、tvN、JTBCはバラエティーやドラマなど各ジャンルで継続した試みをして新鮮さを探している。各テレビ局が悩みと挑戦を通じて突破口を探しているなか、KBSは変わらず大衆が望むことを把握できずにいるという評価だ。ドラマも、バラエティーも競争力を得られないためだ。

チョン・ドクヒョン大衆文化評論家はKBSのこのような歩みに変化が必要だと見ている。「『ザ・シーズンズ』、『キキキキ』どちらも話少ない試みだったが、KBSとは合わないかもしれない」とし、「国民から受信料を得ている公共放送なので、トレンディーさを追う一時的な番組をするよりも公共性を強化したコンテンツを生産し強化することが合理的」と伝えた。

続けて、「固定視聴者たちを得られる番組、公共性を強化する番組で国民を納得させたり、新しい試みをする変化が必要」と強調した。
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