14~16日にドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議に出席し17日に帰国した趙兌烈氏=(聯合ニュース)
14~16日にドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議に出席し17日に帰国した趙兌烈氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官が来月4~8日の日程でポーランドとフランスを歴訪する。同部が27日伝えた。

 韓国外相のポーランド公式訪問は18年ぶりで、趙氏は来月5日にシコルスキ外相と会談し、防衛産業、エネルギー、インフラなどの分野の協力について協議する。また朝鮮半島情勢やウクライナ戦争など主な地域や国際問題などについて意見交換する予定だ。

 外交部の李在雄(イ・ジェウン)報道官は定例記者会見で、「趙長官のポーランド訪問は、前例のない規模で進められる両国の防衛産業協力を外交的に支援する意味を持っている」と述べた。

 韓国とポーランドは2022年に約442億ドル(6兆5977億円)の大規模な防衛産業総括契約を結び、これを履行するための契約が進められている。

 趙氏はポーランドでドゥダ大統領を表敬訪問するほか、空軍基地を視察し、同国に進出した韓国企業関係者と懇談会を開く。

 来月7日にはフランスで同国のバロ外相と戦略対話を開催し、防衛産業、宇宙、AI(人工知能)などの分野の協力強化策や朝鮮半島情勢、ウクライナ戦争などについて意見を交わす。

 さらに2026年の韓仏国交樹立140年記念行事の成功に向けた両国政府の緊密な協力の意思を確認する見通しだ。

 趙氏はこれに先立ち、28日にソウルでニュージーランドのピーターズ副首相兼外相と会談する。

 両氏は両国関係の「包括的戦略パートナー関係」への格上げや国防安保、経済、宇宙、科学など多様な分野での協力強化策について協議する予定だ。


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