ユ議員はきょうソウル・ヨイド(汝矣島)の国会疎通間で記者会見を開き、自身がウクライナで面談した北朝鮮兵捕虜2人の肉声録音ファイルを公開し、このように伝えた。
ユ議員によると、捕虜のリ某兵士は亡命の意思を明かし、「両親に会うため、必ず行きたい」と話した。
そして、「韓国に行けばもう一度手術を受けられますか?」と聞いたという。リ兵士は顎に銃傷を負い、発音が正確にできないほど深刻なけがをしているとユ議員は伝えた。
リ兵士はまた、「韓国に行けば私が望む権利のようなことができますか」と聞き、「必要な家や家族も持ちたい…」と話した。
ユ議員が会ったもう一人の捕虜、ペク某兵士は亡命の意向を問う質問に、「決心が生じようとしている」とし、「もう少し考えてみたい」と答えたという。
ペク兵士は北朝鮮兵がウクライナ軍の捕虜になる場合、自爆を選択するのかという質問に、「目撃も多くした。自分も負傷して倒れた時、自爆用の手りゅう弾を持っていた」と話した。
ペク兵士は、「(軍から)そのような教育はなく、戦って敵に捕まればそれ自体が祖国に対する背反なので自らそのように考える」と説明した。
ユ議員は「ヤルタ・ヨーロッパ戦略会議(YES)」の公式招請を受け、先月23日から26日までウクライナを訪問し、この過程で北朝鮮兵捕虜のリ兵士とペク兵士と1時間10分ほど面談した。
ユ議員は、「ウクライナで捕虜として捕まっている北朝鮮軍兵士らが北朝鮮に強制送還される不祥事が発生しないよう、外交当局では総力を尽くしてほしい」とし、「亡命の意思を表明した北朝鮮兵に対するわれわれの送還意思がパッシングされないよう政府はより迅速で格別な措置を取ってほしい」と促した。
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